11月11日に相模原中央緑地の芝生広場、こもれびの森にて「みんなで作って遊ぼう♪秋の落としもので製作会」と題し、相模原市内の親子と一緒に自然体験教室を開催しました!
近年、子ども達が自然とふれあう機会はだんだんと少なくなってきていると言われています。森に落ちているどんぐりやスギの実、落ち葉などを採集し、それらを使って木工作をすることを通じて、自然との付き合い方、遊び方を子ども達に学んでもらいたい!という思いから今回のイベントを開催しました。今回のイベントは、大人24名、子ども12名、学生スタッフ含め総勢45名で行いました。
開催場所であるこもれびの森は「かながわの美林50選」に選ばれており、四季折々の自然の表情を満喫できる散策路や芝生広場があり、小さい子どもからお年寄りまで楽しめる場所です。
まずはみんなでこもれびの森を散策しながら、工作に使えそうなどんぐりや落ち葉、木の枝などを拾いました。この日の天気は快晴で、森に落ちているどんぐりや落ち葉はきらきらと輝いていました。
「みてみて!きれいなどんぐり!」
「きのこがあるよ!たべられるのー?」
「このどんぐり、ぼうしかぶってるよ!」
子ども達は宝探しをしているかのように目を輝かせ、次々と“秋の落とし物”を拾っていきました。
また、森の中を探検している中で、様々な生き物と出会いました。
「このミミズうごいてる・・・」
「なんかこの虫さんこっちに向かってあるいてきてるよ・・・」
と、少し虫を怖がるような反応を見せた子がいた一方で、
「みて!セミのぬけがら!」
と言って元気よく持ってきてくれる子もいました。
森の中を探検した後は、クリスマスリース作りや木工作をしました。
このクリスマスリースは何でできているかわかりますか?
これは、先日開催したさつまいも掘り企画で集めてきた「さつまいものつる」作ったものです。採ってきたばかりのさつまいものつるを、まだ柔らかいうちに編み込んでいき、リースの形にします。それから何日か天日干しすると、水分が抜け、木のようにかたくなって丈夫なリースができます。さつまいものつるを編んでつくったリースは比較的長持ちするので、1度作れば毎年クリスマスの時期に飾ることができます。
子ども達は拾ってきたどんぐりや、リース作りによく使われる、赤くてかわいいイイギリの実などをリースにペタペタとつけていきました。
リースの他にも、間伐材の破片に絵を描いて木のマスコットを作ったり、木材で木のおうちを作ったり、それぞれ思い思いの作品をつくりました。
「○○ちゃん、次はこれ作ろう!」
といった子ども達の生き生きとした声が、あちこちから聞こえてきました。
工作を終えると、かくれんぼをしたり、おいかけっこをしたり、自然の中で自由に遊びました。そんな子ども達の笑顔を見て、改めて外に出て元気に遊ぶことの大切さを実感しました。
森の中を駆け回って遊んだこと。
豊かな自然の中で生活する生き物たちとふれあったこと。
木々の間からこぼれ落ちてくる日の光、優しいこもれびを全身で感じたこと。
今回子ども達がしたかけがえのない経験を、今もその先もずっと、すべての子ども達に体験してもらうために、私たちは何ができるでしょうか?
私たちは、今ある豊かな自然環境を最大限に活かし、これからも様々な経験を相模原の子ども達と一緒にしていきたいと思います!
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